『ケルセチンで活性酸素のダメージから体を守る』 ゲノミクス栄養学 メルマガvol.6

ようやく秋を感じる風が吹き始めましたね。朝晩や日によっても寒暖の差が激しいのもこの季節ならでは。どうぞお体に気をつけてお過ごしくださいね。今回は「ケルセチン」についてまとめてみました。

玉ねぎの皮に豊富に含まれていることで知られるケルセチン。ポリフェノール成分の一つで、その高い抗酸化作用による、抗炎症、動脈硬化予防、がん細胞増殖阻害効果などが注目を集めています。最近ではサプリメントなどもとんどん発売されるようになりました。

 欧米の研究によると、普段からケルセチンを多く摂取している人は心筋梗塞など心臓病で亡くなる割合が低かったとの報告があり、また認知症予防や認知症機能低下などへのアプローチも期待されています。

 何より血液がサラサラになるので血流改善に役立ちますし、血管や健康や血圧上昇の抑制ができるのも嬉しいですね。コレステロール値を下げる働きもあるため、生活習慣予防にも役立ちます。ケルセチン効果で栄養がより体の隅々まで行き渡ることで、肌つやや髪の健康もアップ。女性にとってもぜひ味方につけたい成分ですね。

そんなケルセチンですが、実はほとんどの植物が含有しているそうです。特に玉ねぎの皮や玉ねぎ、ブロッコリーやモロヘイヤ、お蕎麦、緑茶、柑橘類などには多く含まれています。野菜の力の一つはまさにケルセチンの抗酸化力といって良いでしょう。

また、ケルセチンは加熱しても壊れにくく、油と一緒に摂ることで吸収率が上がるそうです。炒めたり、オイルやマヨネーズなどの調味料といただくのも良さそうですね。

寒くなるにつれ血流も悪くなりやすいので、ケルセチンを積極的に取り入れたいですね。

なかなか野菜や果物が食べられない、という方はケルセチンのサプリメントなどを適度に取り入れてみてはいかがですか?

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